交響詩篇エウレカセブン 第1話 「ブルーマンデー」

 前評判通り今期を代表する作品になりそうで胸を撫で下ろしたという感想じゃ駄目ですかね?(誰に言ってるんだ)
これも前情報ナシだとちとキツい導入ではあるなぁ。ただ、それは端折っても良い情報なので構わないんですけど*1。 話の作りに関しては特に言うこと無し。今時なんだよこの直球のボーイミーツガールな話は。勿論大好きなんですが。このくらい分かり易い話じゃねぇといけねぇぜ、少年モノは!!(笑)

 兎に角、伝えるべき事と伝えなくとも良いもの、その取捨選択がかなり良いバランスを保っている。……まぁ主人公レントンの口癖が「最悪だ」ってのは流石ににどうよと思うんですけど、そういうレントンと祖父のやりとりがまた素晴らしすぎて泣けてくる。祖父は本当にレントンを思って、色々と言っていることがわかるんだけども、それをレントン=夢を見ることで逃避する子供の側から描くことで全て空転させている。このディスコミは実に素晴らしいなぁ。
そして『この最悪な状況』から飛び出すきっかけを手に入れたレントンが文字通り飛び出すことで次回に続いていく。彼はこれからの冒険の末に果たして何を掴むのか。やはり「最悪だった」と思うのだろうか。それともまた別の感想を持つのだろうか? 勿論それは終わってみないと判らないんだけど、その答えを見届けたいと思う。

*1:雲の流れに乗るようなモンだろというのは伝わったので