BSマンガ夜話 「事件屋稼業」

実は『事件屋稼業』自体を途中までしか読んでいないので何とも言いようがないというのが本音。
今回は夏目さんがちゃんと機能してくれて良かった。ワリかしツッコんだ話もしてくれてて、漫画批評番組としてちゃんと面白く観れました。そういや関川夏央がこんなに機能したのも初めてなのでは。まぁ作者だからってのもあるけど。その分、関川への質問責めに時間を割かれて、作品解説を分かり易くできなかったというのはあるかな。。。*1

しかし今回最大の見所はやはりいしかわじゅんのマニア誌マンセー発言でしょう。いや、笑った笑った(笑)。一応誤解の無いように補足しておくと、氏は『MASTERキートン』の回で岡田斗司夫に漫画の面白さについて非常に納得できる話をしている*2ので俺的には問題ないんですけどね。まぁちょっと暴走しすぎだとは思ったけど、単に氏がそういうのが好きなだけ*3の、目くじら立てるほどのことでもない話ですよと多分また叩かれるであろういしかわじゅんの擁護に廻ってみる(笑)。

…まぁ俺は作家性を重視した作品はあんま面白いとは思わないんですけど(笑)。*4
作家性なんてものはがんじがらめのレールの中からでもにじみ出てくるものだからねぇ。

*1:まぁ殆ど冒頭で言ってしまっているので、もう一度語ることもなかったんだろうけど。

*2:話の例えは違うんだけど、「突き抜けた作品やコントロールされた作品が両方有って、その懐の広さ、また作品のレベルの平均値の高さが今の日本漫画の面白さだ」みたいな話。正確には夏目房之介が纏めてるんだけど

*3:作家としての資質がそういう方向にあるのも含めて

*4:ぶっちゃけた