カレイドスター 第51話 「約束の すごい 場所へ」
いよいよ最終回。予告からしてBGM無し、そして前説も無し、ついでに提供でのネタバレすら無し!*1 本編を全て使って纏めにきてますな。
視聴終了。不満点を挙げればキリは無いんだけど*2、もうそんなのどうでもいいや。天使の技シーンでは感動。このシーンだけでカレイドを観続けていた価値があったなー、と。
そして夢はロゼッタに受け継がれていくわけか。これで終わりではなく、次のステージに続いていくというラストは正にカレイドスターというアニメのラストとして申し分ない大団円であったと思います。佐藤順一監督・スタッフの皆様、お疲れ様でした。そして何よりも 有り難うございました。
(↑で「何も言うこと無い」とか書いてますが、少し落ち着いたら追記します(爆)。)
- 追記
id:bluefieldさんも言及してますが*3、個人的にはあと一話必要だったと思います。開演までのエピソード*4で一話使って静かに盛り上げた後、ステージのみで最終話を押し切る、と。前回の50話Bパートであれだけの事が出来たのだから、(結果論ではあるけれど)出来ない訳では無かったハズ。裏方や「白鳥の湖」という演目をきちんと描けなかったおかげで、折角描いたアンナやメイ・ロゼッタのシーンが全く凄く思えない繋がりのないものになってしまっているのはちょっとなぁ…という感じ。*5 レオンの往く道が描かれなかったのも少し残念ではあります*6。
しかしまぁ、そんなことも天使の技のシーンを観れば全て吹き飛ぶんですが。幻の大技のときには観客になるしかなかった人々がこの場では皆参加者になれる。生きる力を貰った人々がその喜びを表現できる場を作ったということで、天使の技は幻の大技を超え、有り得ない夢想を実現させた。シーンそのものの美しさ*7もさることながら、そういう『夢物語を実現する物語』を描いたカレイドスターという作品、そしてスタッフに改めて喝采を送りたいです。
そしてレイラさんを乗り越え、夢を実現させたそらに続く者として選ばれたのはロゼッタ。フールが見える人は複数居たとしても、彼の妖精が行動を共にするのは一人だけ。フールがロゼッタの下に現れたということは、50話で示された『先達を乗り越えることによって進化していくステージ』、つまり「カレイドスターという作品を乗り越えて往け」という『後に続く者へのエール』のように思える。それがこの上なく清々しい気分にさせられる。
自分はリアルタイムでは27話以降からしか観てないのですが、本当に素晴らしい作品でした。この作品に出会えて良かった、そう心から思える作品に出会えてこの半年間幸せでした。
さぁ、これを超えていくものは何になるんだろう?プリキュアか?それとも全く別のものか? この『カレイドスター』という作品が作った流れ、まだまだ目が離せません。