『マリア様がみてる』についてのアレコレ

 ということでちと久々にマリみてについてでも。
なんか色々と誤解を受けているようなので先に喧嘩を売っておくと、俺が嫌いなのはマリみてという作品自体ではなくて、作品のファンです。ファンの中でも百合萌えとでも言おうか、「新しい」と免罪符を得たかのように声高に連呼する人々のことなんですが。
彼らは何を指して「新しい」と言っているのか。個人的に見た感じでは「百合」というものだと思うんですが、それだとワケのわからないことになってしまいます。確かに「一般向け作品としての百合」というもので男性が扱える物、ということであるならばマリみては「新しい」と言えるのかもしれません。が、「ジャンルとしての百合」ということであるならばそれこそ星の数ほどあった*1ワケであり、これを「新しい」と評することはエヴァを「ロボット物ジャンルの草分け」と評するくらいの暴論なワケです。
でまぁ、マリみてがそういう意味で「百合」としては「新しくない」ジャンルであるならば、そこを除外視して作品を評しなければならないわけで、それをやっていないから俺は腹が立ったりする訳ですね。上辺である「ジャンル」ではなく中身である「作品」に関して語ることが男性オタクの特技であったはずなのに、それが出来なくなっているオタクが多くなっていっているから反発心を覚えるという自分はまぁ古い人種なんでしょうが、分析することも止めてしまい、自分にとっての「新しい物」を「歴史的に新しい物」として扱う人々を嫌う理由としては充分かと。
ちなみに作品としてみた場合、マリみては面白いと思ってますよ。 ただ、ハマる程のパンチ力は自分にとっては無かっただけで。

  • 次の日に書いた補足みたいなモノ

昨日の喧嘩腰について補足。つーても反応ゼロなのに補足も何も無いとは思うけど(苦笑)
基本的にマリみてに限らず、好きなモノを「好き」ということは構わないと思うんですよ。個人的嗜好でもあるし、そこは止めるつもりは無いんですが。特に同人誌*2というものはまず「キャラクターの魅力」が無いと作れない訳で、そりゃ誰もBMJでのエロ同人など描ける訳もありません(笑)。そういう意味では同人というのは基本的に「好き」の発露になるわけですが、余りにも「好き」の発露が多すぎるようになったために『「好き」な人が多い=「面白い」作品だ』という誤った認識をするようになってしまった人が多くなったのではないか、と。この辺りはネットや同人業界自体の拡大と、余りにも多くの意味を内包出来る「萌え」という言葉が一般化してしまったことにも要因がありそうですが。
それはともかく先に言ったとおり「個人的な魅力」というのと「作品の評価」というのは本来は別々にして考えるべきで、これはつまりが「人気」と「作品の評価」は別である、というのをはっきりとさせておかないといけない、ということですね。
まぁ何が言いたかったのかというと、俺もキャラだけとか、「個人的に」好きな作品とかはあるぞ、と(笑)明日へフリーキックとか(゜∀゜) 鉄人28号FXとか(゜∀゜) ZZガンダムとか(゜∀゜) ダンクーガとか(゜∀゜) ただま、あくまでこれは個人的趣味なので作品としては …ですよ、 というのはやっぱ「作品の評価」を問われたときにははっきりさせておかねばならんだろうな、と。
…で、ここまで読んでカンの良い人ならお解りかと思いますが、これは「百合カテゴリ」としてのマリみてカレイドスターの余りの同人人気の違いに恨み辛みを持ってる奴の下手な理論武装なのであんま気にしない方が良いかと(爆)
 あとどーでもいいけどマリみてサイトでカレイドスターを「同じような作品なのでマリみてファンにもオススメ」とかいうのを見ると腹が立つのは何故なんだろう?(笑) 全然違うよー。男の作る話と女の作る話は根底で絶対的な相違点があることに気付くべきでしょう。

*1:エスカレーションとか一連の水ようかん作品とか

*2:主に男性向け